広域スポーツセンターの役割

平成12年に、文部省（現　文部科学省）から「スポーツ振興基本計画」が出されました。同計画には、平易に言い換えると、「国民みんなのスポーツの振興」、「スポーツの競技力向上」、「生涯スポーツ振興に向けた学校と地域の連携強化」の３つの政策目標が掲げられています。
広域スポーツセンターは、とりわけ、「国民みんなのスポーツの振興」に重要な政策課題となる「総合型地域スポーツクラブ」の育成や運営の支援を主たる目的に設置されるものです。平成16年度、全国38の都道府県に広域スポーツセンターが設置されています。
大阪府では、生涯スポーツ社会の実現に重要な政策課題となる「総合型地域スポーツクラブ」の育成・運営支援を積極的に推し進めています。
広域スポーツセンターの中心的役割は、「総合型地域スポーツクラブ」の育成・運営支援ですが、広域スポーツセンターの事業は、地域スポーツクラブづくりの視点から、「生涯スポーツ振興に向けた学校と地域の連携強化」を図ることにもなります。また、「総合型地域スポーツクラブ」づくりと「スポーツの競技力向上」との密接な関係性をも視野に入れ、大都市圏域大阪ならではの生涯スポーツ社会の実現が目指されるところとなります。
大阪府広域スポーツセンターは、Think global, act local. をモットーに事業展開していきます。

クラブづくり相談

広域スポーツセンターでは、総合型地域スポーツクラブつくりの相談に応じます！
お電話やメール等でお気軽にお問合せください。
場合によっては、当センターのスタッフ等がグループの集まりの場に伺います。（無料）

アドバイザーの派遣

地域で行われる総合型地域スポーツクラブに関する勉強会や研修会などに、専門のアドバイザーを講師として派遣します！広域スポーツセンターまでお問合せください。ただし、希望に添えない場合もありますので、ご了承ください。

赤松　喜久　（大阪教育大学教授）

生活者の視点に立ったスポーツ環境整備を！　大阪においても、総合型地域スポーツクラブづくりに弾みがついてきている観があります。体育・スポーツに関わる我々にとっては、地域におけるスポーツ環境の拡充は大歓迎です。しかし、総合型地域スポーツクラブの主役は地域住民であること、さらには、地域住民のほとんどが体育・スポーツに携わる（携わっている）方々ではないことを踏まえる必要があります。地域で生活する私たちにとって、総合型地域スポーツクラブづくりがどのような意味を持つものなのか、どのような価値を共有できるのか生活者の視点に立って考えなおしてみることが大切だと考えます。

松田　雅彦（（公財）日本体育協会 総合型地域スポーツクラブ育成事業・中央企画班員）

総合型クラブは、言葉としては新しいのですが、地域のみんながスポーツを楽しめる組織づくりという意味では、決して新しいものではありません。ただちょっと目線が変わっているかと思うのは、「統合性」と「公共性」だと思います。「統合性」は、いろんな組織の人たちが、地域のみんなが楽しめるように協力しましょうということ。「公共性」は自分たちの小さな集団だけの利害を超えて、地域社会という目線で、スポーツを楽しむ場をつくっていきましょうということ。この2つのことが、強調されているだけなのです。

クラブマネージャー講習会の開催

広報・啓発

《啓発リーフレットの内容》

• 「総合型地域スポーツクラブ」それは「まちのコミュニティ」
• 総合型地域スポーツクラブQ&A
• 総合型地域スポーツクラブの育成は文部科学省が推進しています
• 今、「総合型地域スポーツクラブ」が注目されています
• 大阪府の総合型地域スポーツクラブ

交流会等の開催