開催日 平成21年2月28日
会 場 國民会館武藤記念小ホール
テーマ:「大切な応急手当−心肺蘇生法・AEDの使い方を中心に−」

 「もし目の前で人が倒れたら、あなたはどうしますか?」日常生活の中で、誰もが、いつ、どこで、こんな場面に遭遇するかわかりません。特に、ジョギング中などスポーツをしているときに突然、虚血性心疾患を発症して倒れる方もおられます。
 スポーツボランティアとして、各種のスポーツ大会やイベントで活躍しているモッピークラブ会員にとっても、いつ自分が当事者になるかはわかりません。
 今回の研修会では、「いざ」というときの応急手当の大切さについて学ぼうと、大阪医科大学 総合診断・治療学講座救急医学教室の准教授であり、NPO法人大阪ライフサポート協会理事長の “西本泰久先生” を
お招きし、応急手当のお話をうかがいました。
 身近なテーマであると同時に、人の命にかかわる大切な内容であることもあり、会場は満席となりました。
 「発症から心肺蘇生を行うまでの時間が短いほど、1年後の生存率が変わってくる。」などのデータや、その実際の例について説明される研修内容はとても身近で理解しやすいものでした。倒れている人を見て「大丈夫ですか?」「だれか来てください。」の一言をかける勇気、そして1秒でも早く一次救命処置を施すことの大切さを感じていただけたのではないでしょうか。
 また、熱中症対策として「水分補給にはお茶や水ではなく、電解質(塩分)を摂ることが大切です。」といったことや、止血法について「傷口を縛ることはせず、傷口を上からしっかり押さえ続けましょう。」といったお話は、はじめて知ったという会員も多く、最後まで熱心に西本先生のお話に耳を傾けていました。
突然目の前で人が倒れた!
あなたならどうしますか?
皆さん、熱心に聴いています
応急処置にはどんなことが大切か、
説明してくださいます
  実際の場面を想定した実技